ギシン:……
アンキ:お久しブリナノです!
ギシン:ソンナ顔しないでクダサイヨ!
アンキ:また、滅ぼして欲しいナイトメアがイルです!
ギシン:今回のナイトメアは少々特殊な生態をしているので
アンキ:少々めんどいデス。
ギシン:現地のナビゲーターに寄生しまショウ。
アンキ:アッ。ちょうどいいヤツを見ツケタデス。
ギシン:では近くに送るノデ、上手ニ利用して滅ぼしてキテネ。
アンキ:では、行ってラッシャーイ。
疑心:……
暗鬼:又见面了!
疑心:你这是什么表情!
暗鬼:这次,还是希望你去消灭一只梦魔。
疑心:这次梦魔所在的生态环境比较特殊
暗鬼:稍微有些费事。
疑心:所以还是在当地找个向导来寄生吧。
暗鬼:啊 正好发现了个合适的。
疑心:那么我们把你送到附近,你要好好利用它,消灭梦魔哦。
暗鬼:一路顺风!
奇跡ヲ求メテ 寻求奇迹
「駄目な子で、ごめんなさい。」
「こんな私を……叱ってくれますか」
……日ごと衰弱していく大切な人。
叶うことならば、
あの日のように私を叱りつけて欲しい
薄い眠りから覚めた時、
私が居ない事に気付くはずだ。
心配をかけるかもしれない。
それが体に悪いことは知っている。
しかしこれが
彼女を救う唯一の方法ならば、私は進む。
たとえそれが、
険しい道のりと知ろうとも。
“对不起,我这么没用。”
“你可以骂一骂 这么没用的我吗?”
……珍视的人日渐憔悴。
如果说我有什么愿望,
那就是希望她能一如往常地训斥我。
当她从浅睡中醒来之时,
应该会发现我已经不在。
她说不定会为我担心。
而这将损害她的身体。
然而,
如果这就是救她的唯一方法,我选择前进。
即使
这是一条无比崎岖的道路。
少女の決意 少女的决心
彼女を蝕む病は衰えない。
何度替えても冷めない布の温かさは、
不安という恐怖で私を包み込んだ。
だから私は縋った。
医師から聞いた眉唾物の伝承に。
例えそれが偽りであろうと、
手を伸ばした。
「もう、助けられるだけじゃ嫌なんだ。」
試練を成し遂げれば、
彼女は私を認めてくれるはず。
もう、私のために無理をしないはず……。
激しい砂嵐に目をしかめつつも、
私の目は前を見据えていた。
侵蚀着她身体的病症不见好转。
一遍遍更换又一遍遍变热的毛巾,
散发出的温度用名为不安的恐惧将我包围。
所以我抓住了那根稻草。
寄希望于从医生那里听来的、一个不知真假的传说。
哪怕它只是子虚乌有,
我也做出了选择。
“我已经不想一味地接受帮助了。”
只要我通过了试炼,
她应该就会认同我的实力。
也就不会继续为了我 勉强自己了……
纵使凶猛的沙尘暴迷我双眼,
我也会目视前方。
ギシン:ようやく見つけマシタ。彼女がナビゲーターです。
アンキ:コノ女はきっと役に立つので利用してやるデス。
疑心:终于找到了,她就是我们要找的向导。
暗鬼:这个女人一定可以派上用场,好好利用她。
偽りの契約 虚假的契约
怪しげな人形が手を差し伸べてきた。
普段ならば、逃げ出すであろう。
異質な光景。だが、私は手をとった。
姉を救う可能性が少しでも高まるならば、
悪魔とも契約を結ぶ。
そんな意識が働いた。
「ねぇ。私を手伝ってくれる?」
「私は読めるんです。
この石に書かれた文字が。」
「きっと役に立ちますよ。」
そんな言葉が口をついた。
そして結ばれた、ひとときの協定。
固く手を繋ごうとも、協力者の瞳は
「信用するな」と物語っていた。
可疑的人偶向我伸出了手。
这是一幅,若是平时肯定会拼命逃离的
反常的光景。然而,我却握住了那只手。
只要能提高救下姐姐的可能性,
我愿与恶魔签订契约。
这便是驱使我的初衷。
“你可以帮我个忙吗?”
“作为回报,我可以帮你
阅读这个石头上刻着的文字。”
“肯定能派上用场的。”
我脱口而出。
我们结下了 临时的同盟。
然而 无论紧握的手有多么坚定,
我的合作者的瞳孔 却在诉说着“不要相信她。”
青の試練 青之试炼
「待ってください。
石に何か書いてある。」
私は自らの有用性を示すため、
石碑に刻まれた文字を読み上げた。
「この場所では以下の行為を推奨す。」
色あわせの試練
人形たちが、カタカタ音を立てる。
前へ進め。と囃し立てる。
それはとても奇妙で、気持ちの悪い光景。
だが、「この試練を乗り越えたら、
お姉ちゃんは私を認めてくれる。」
「もう助けてもらってばかりじゃ
だめなんだ。」
そんな気持ちが私を突き動かした。
“请稍等一下。
这块石头上写着什么东西。”
为了表明自己能够派上用场,
我读出了石碑上刻着的文字。
“此处推荐进行如下行为。”
这是一场颜色搭配的试炼。
人偶们发出咯吱咯吱的声音,
哄闹着叫嚷着嘲笑着,“给我前进。”
这一定是一幅无比奇妙的、又让人作呕的光景。
然而,“只要我通过了试炼,
她应该就会认同我的实力。”
“我已经不想一味地
接受帮助了。”
这股愿望推动着我继续向前。
魔封の試練 封印魔法的试炼
「試練の掟を突破せし者よ。」
「次なる掟に身を委ねよ。」
黒い石に、無機質な文字が刻まれる。
そして訪れた暫しの休息。
協力者は私に、試練に挑む理由を尋ねた。
期待される答えと
異なることを知りながら、
純粋な思いを吐き出した。
「そんな難しい理由はないんです。」
「好きな人に生きていて欲しい。
そこに特別な理由なんてないです。」
“突破了试炼关卡的人们啊。”
“下一道关卡依然在等着你。”
黑色的石头上,刻着毫无生机的文字。
紧接着是片刻的休息。
合作者向我问起了参与试炼的理由。
我知道自己
给不出对方期待的答案,
但还是如实说出了自己的想法。
“没什么复杂的理由。”
“我想让喜欢的人活下去。
这不需要什么理由。”
物封の試練 封印物理的试炼
試練に挑む理由を聞く、
協力者の疑問が脳裏にこだまする。
私が出した答え。
本音はそんなに生やさしいものではない。
私を取り巻く決意には悲壮な理由が
あった。「私、知っているんだ。」
「私が寝た後、激痛に耐えながら
声もない叫びをあげていることを。」
気丈に振る舞う姉の努力を無駄にしない
ため、私は毎朝、笑顔を作った。
もう、起き上がる事すら
激痛が走るはずなのになにくわぬ顔で
朝食を作る姉の姿が心に突き刺さった。
もう。頼りない自分のせいで
無理はさせたくない。
そう思ったから、私はこの試練に
挑むことにした。
奇跡を起こすという、羽を求めた。
为什么要参与试炼。
合作者的这个问题在脑内挥之不去。
真实的想法,
怎么可能像我给出的答案那么简单。
我无比坚定的决心,
其实有一个悲壮的理由在支撑。
“我都知道的。”
“我睡下之后,你忍住剧痛发出的无声尖叫。”
为了不让姐姐坚强的努力付之东流,
我每天早上都挤出笑脸。
明明连从床上爬起都疼痛难耐,
却摆出一副若无其事的表情为我做早饭的姐姐,
她的表情刺痛着我的心。
我已经不想因为自己的无能
让姐姐委屈自己受苦。
这么想着,我选择了面对试炼。
为了抓住名为奇迹的,那根稻草。
赤の試練 赤之试炼
試練は私の体を否応なしに消耗させる。
戦い慣れているはずの協力者の息も
上がっている。
疲労する私の体調はお構い無しに、
次の試練を刻む石碑。
それを読み上げると私は息も絶え絶えに
目を閉じた……
きっと全て嘘なんだ。
あんなに強いお姉ちゃんが
こんな病気なんかに負けるはずがない。
疲労に脳は暗く、重たくなる。
無意識に、思いは馳せる。
二人出会った始まりの日へと……。
试炼不容分说地消耗着我的体力。
按理说应该已经是战场老手的我的合作者
也变得气喘吁吁。
丝毫不理会我疲劳的身体
下一战的石碑又出现了。
读出石碑上的文字,
我奄奄一息地闭上了眼睛……
这不可能是真的。
那么坚强的姐姐
怎么会败给这种小病。
疲劳使我的大脑变得一片漆黑,越来越沉。
意识逐渐远去,思绪却在飞驰,
飞啊飞啊,直至我们相遇的那天……
ギシン:眠ってマスネ。
アンキ:まぁ。イイです。この世界のルールは理解出来マシタ。
ギシン:ジャンジャン。進みまショウ。
疑心:她睡着了呢。
暗鬼:算了,睡就睡吧。她已经明白这个世界的规则了。
疑心:一鼓作气继续前进吧。
人間人間人間人間人間人間人間人間人間
人間人間人間人間人間人間人間人間人間
目の前には、隙間なく詰め込まれた
精気のない人間たち。
私がいる狭い世界は死臭が立ち込め、
息をする事すらままならなかった。
誰もが言葉を発しない。
誰もが己の人生を諦めていた。
……この砂塵で塗れた世界に来る以前。
私は奴隷船に押し込められていた。
断続的に押し寄せる揺れと、
暴力が支配する世界が
私のいた場所であった。
人人人人人人人人人人
人人人人人人人人人人
眼前密不透风地塞满了
失去了魂魄的人。
我所在的这个狭小的世界腐臭四溢,
几乎无法呼吸。
所有人都默不作声。
所有人都早已放弃了自己的人生。
……来到这片沙尘世界之前,
我被关在一所奴隶船之内。
断断续续袭来的摇晃,
和被暴力支配的世界,
就是我曾经所在的地方。
緑の試練 绿之试炼
ーーーーーー回想ーーーーーー
気がついたら、この世界に来ていた。
もしかしたら、
ここは死後の世界なのかもしれない。
私は確かに、
あの世界では死んだはずだった。
だが、気づけば私は醜い姿になり、
見知らぬ場所に来ていた。
そんな私を出迎えたのは
暗き闇を纏った獣。
荒々しく出迎えるその姿に、
「あぁ。結局この世界も
私を拒むんだね……」
生きる事を諦めたその瞬間。
「諦めるなっ!」
怒声が響いた……
その人は脅威を払うと私を抱きしめた。
ーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーー回想ーーーーーー
醒过来后,我已经来到了这个世界。
说不定,
这里就是死后的世界吧。
明明我在之前的那个世界,
应该已经死掉了才对。
然而,我却发现自己身处一个未知之地,
并且变成了一副丑陋不堪的样子。
而这个世界给我的见面礼,
就是一头周身被黑暗包围的野兽。
面对这凶暴的身姿,我忍不住感叹
“啊,果然这个世界
也把我拒绝了……”
放弃了生命的那个瞬间,
“不要放弃!”
耳边响彻的是这声怒吼……
一声严厉的威吓过后,那个人紧紧地拥抱住了我。
試練ノ果テニ 试炼的尽头
遂に最後の試練も成し遂げた。
だが、もう私の体は……
「アァ。せっかく試練を乗り越えたノニ」
「血がドバドバ、吹き出しているヨ」
「もう、死ンジャウネ」
人形たちがあざ笑う。
そんなことは、どうでもいい……
「早く。行かなくちゃ。こ…れがあれば
お姉ちゃんも元気になる。」
これをみたらお姉ちゃんはどんな顔を
するのだろうか?危ないことをして。
と叱るのだろうか?よくやった。と
初めて褒めてくれるのだろうか?
高鳴る鼓動と反比例して、意識は遠のく。
「早く、行かなくては。
これを届けるために……」
そんな満身創痍な私の前に、あの日と
同じように狼が立ちはだっかった……。
终于闯过了最后一道试炼。
然而,我的身体状态已经……
“啊,明明好不容易才通过了试验”
“血在咕嘟咕嘟地冒个不停哟”
“看来你死定啦”
人偶们嘲笑着。
死不死的,根本无所谓……
“必须快点回去。只……要有了它
姐姐就会恢复健康。”
看到它之后,姐姐会露出怎样的表情呢?
“怎么又做危险的事情了”地训斥我呢,
还是“做得好”地第一次表扬我呢?
与高涨的期待成反比,意识却在远离我而去。
“必须快点回去。
必须把这个送给姐姐……”
然而遍体鳞伤的我的面前,
却和那天一样,横立着一匹狼……
砂塵ノ姉妹 沙尘的姐妹
襲いかかる獰猛な刃。
閉じる瞳。
温かな血飛沫が降り注ぐ。
その瞬間。嫌がおうにも、
あの日が思い返された。
「探した…ぞ、こんな遠く、まで……」
「……まっ……たく、心配をかけるな。
瞼を開けると、そこにいたのは
大好きな人だった。」
「お…姉ちゃん…どう
……してこ、こに……?」
「お前、はまったく……」
お姉ちゃんは、私が握りしめる物を
見ると頭を優しく撫で膝をついた。
横砍而来的凶暴的利刃。
紧闭的双眼。
温热的血柱四散飞溅。
这个瞬间,不管我是否情愿,
往日的回忆都出现在了眼前。
“我一直在……找你,从、好远好远的地方……”
“……真……是的,别让人担心啊。”
睁开眼睑,眼前站着的
是那个我最喜欢的人。
“姐……姐……
……你……为什么在、这里……?”
“你真是,太不像话了……”
姐姐看了一眼我手中紧握的东西
温柔地摸了摸我的头 跪在了地上。
「……私なん……かを姉……に、
してくれて、ありが……とう……」
「…私はもういなくなるけど、
もう一人でも…大丈夫だ……」
「まって!この、羽さえあれば……」
口に出そうとするが、もう唇に力はない・
あぁ。私もきっと長くはない。
最後に、一言、話す事が出来るのならば、
……この言葉がいい。
想いが重なる。
「……来世は、双子がいいね」
どうちらともなくそう呟くと、
姉を包む光の瞬きは一層激しくなる。
「よかった。思ってたこと。
いっしょだね。」
愛する人を思う涙は砂に消え、
抱きとめた、最愛の人が冷たくなる事を
感じながら私達は重たくなった瞼を、
そっと閉じた……。
“……为了……我这个不中用的姐……姐,
做这么多,谢……谢你……”
“……我已经快坚持不住了,
但是我已经不再害怕……一个人了……”
“等一下!只要有了这根羽毛……”
想要说出的话,却因没有力气而咽了下去。
啊。我肯定也活不久了。
如果在这最后,还有一句话要说的话,
那一定是……
我们的想法不谋而合。
“……来世,要再做姐妹。”
两个人不分先后的声音响起,
包裹着姐姐的光芒变得更耀眼了。
“太好了。你想的,
跟我一样呢。”
亲爱的人的眼泪干涸在了砂砾中,
感受着紧紧拥抱的最爱的人身体逐渐变冷,
我们慢慢闭上了越来越沉重的眼睑……
感想
首先说说这个暧昧的故事。个人推测,故事里“我”所说的“试炼”,应该就是疑心暗鬼的借刀杀人。疑心暗鬼想要消灭一个梦魔(也就是关卡里的boss火の鳥),但因为主人公不适应沙漠环境,于是找了“我”来合作,并许诺成功后“我”可以得到凤凰的羽毛来治好姐姐。当然最后是两败俱伤,并且“我”也被背叛、最后被疑心暗鬼命令下的主人公处死。临死前“我”的姐姐不知从何处赶来替我挡下了刀,然后两个人都极其虚弱一起死了
个人感觉故事的震撼力和新颖度都稍感不足,文学性极强、看似很美的表现背后其实是一个平庸的故事,而且故事本身不复杂,用十节来讲稍显繁琐累赘。只能说,包装不错,内涵不足。